コミック(トキワ荘の巨匠)

絶対強者としての人間の鏡面 サバイバルSF『絶滅の島』の黒すぎるオチとは

物語のオチの付け方のひとつに、ありえない真相で締めるという方法があります。 「え…そうくるの…」という読者があっけに取られてしまうような「実は…」を明かすことで、度肝を抜く方法。 オチに作品評価の全てを依存するだけに、感想も真っ二つに割れが...
コミック(ホラー・サスペンス)

猛烈な毒性!ブラックユーモアコミックのオリジン『黒ベエ』

初期作品、あるいは、連載ものの第一話など「最初に描く作品」というのは、まだ作風が固まっていて不安定な面があるのが常だけれど、その反面、インパクトは同じ作者の後発のものに比べてもはるかに大きいことが多い。 これは、読者へのインパクトなどの現実...
コミック(その他70~90年代作品)

少年誌で大人向け作品をやるには?ヒット作『CityHunter』にみる苦悩の軌跡

「コブラ」の記事でもお話したように、80年代のジャンプには、少年向けの枠からいささか外れた、大人向けのヒット作もそれなりの数存在していました。 中にはマイナーなまま終わった作品もありますが、その当時のジャンプという雑誌が非常に受け口の広い環...
コミック・アニメ感想(恋愛・萌え)(移)

オヤジ系週刊誌の王道に乗っ取ったラブラブ人妻もの『今宵、妻が。』

漫画家っていう職業の方々は、その得意分野に関わらず、ある程度の活動歴を経るにつれて画風や作風に変化が生じてくるものです。 その結果「やべえ、こんな作家さん何で見過ごしてたんだ」となる場合もありますし、逆に「昔はよかった…」になってしまう場合...
書評(フィクション・アート)(移)

暴走する自意識 『地下室の手記』のヤバさとは

壊れてしまった人間を題材とした小説は、国内・海外を問わず数多くみられるけれど、その究極ともいえる作品がある。 それが、ドストエフスキーの『地下室の手記』だ。 『罪と罰』などの代表作に至る、作風の転換期に当たる作品と位置付けられている本作だけ...
小説(ホラー・サスペンス)

夢野久作『ドグラ・マグラ』意識そのものへの恐怖を突く奇作

わたしたちはよく「自分が信じられない」といった言葉を使う。 とは言っても、ほとんどの場合、本当に信じられないというほどではない。 少し前の自分の行動への後悔だったりと、せいぜい自分の判断基準の不確かさを嘆く程度の意味あいに過ぎない。 だか...
コミック(トキワ荘の巨匠)

藤子コンビの描く個性派サラリーマンヒーロー2選

藤子FやA氏は子供~少年向けの作品が有名なために、主人公に関してもその年代が据えられている作品がどうしても目立ちますが、その一方で、サラリーマンを主役に据えた作品も少なくありません。 未読の方でもなんとなく予想はつくでしょうが、2人の作風を...
書評(フィクション・アート)(移)

理屈では理解できない 『人間失格』というマイナスの雄叫び

「若い頃に読みたかった」と言われる文学は多い。 感受性が豊かな時期だけによりのめりこめただろう、という意味で。 確かに、自分を顧みても、これはその通りだ。若い頃に読んだ本というのは、そりゃ気に入ったものもあればハマれなかったものもあるけれど...
小説(ホラー・サスペンス)

ゲーム小説にはあるまじき破滅性 手塚一郎『ワードナの逆襲』

テレビゲームのノベライズというと、いかにもなヒーローものという印象が強いし、事実その手の作品が多勢を占めるのだけれど、時々大きくタイプの異なる異色作が出てくる。 今回紹介する『ワードナの逆襲』は、まさにその典型と言える作品だ。 なにしろ、本...
コミック・アニメ感想(恋愛・萌え)(移)

ミッドナイトシアターの現代的アレンジ?『サタノファニ』

このブログで扱った作品には本来お色気作品ではないのになぜか色気を感じるという類のものが結構ありますが、その逆の作品というのももちろんあります。 つまり、明らかにお色気を意識しているのに、なぜかそっち方面では食指がうごかないというもの。 この...
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