虚空

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超現実に逃げなかったホラーミステリー『ファミコン探偵倶楽部』

構造的に、ホラーというのは読み手を何とか世界に引き込まないといけない。 言い方を変えれば、ユーザーが客観的な第三者としての視点を保っている限りは、怖くもなんともないのだ。 この点において、テレビゲームというメディアは、書籍などに比べて圧倒...
書評(フィクション・アート)(移)

ロマンティックすぎ!『はつ恋』が描く、美しい失恋

恋愛というのは半狂乱になることと極めて似ている。 自分では冷静なつもりでも、判断力は極端に低下しているし、ただただ焦燥感だけが募る。 ハッキリ言って、楽しいものじゃない。むしろ辛い。 うまくいくかどうか、また、それを行動にどのように表すかは...
コミック(トキワ荘の巨匠)

『宇宙船製造法』にみる安定本能の怖さと行く末

よく自己啓発系で言われることとして、「人間は今いる環境を固定化しようとする本能がある」というのがあります。 それがいい環境であろうが悪い環境であろうが、本質的に人間は「変化すること」それ自体を嫌うというもの。 これは自分を振り返っても確か...
コミック・アニメ感想(恋愛・萌え)(移)

足立哲の青春期モヤモヤの実質的原点『キラキラ!』

嫌いなタイプの異性にも関わらず、なぜか惹かれてしまうという、自分でもよくわからない現象に覚えがあるヒトは多いと思う。 もっとも、そういうのは一時的なものに終わることも多い。熱病みたいなものだ。 けれど、不思議と最初っから好みの異性との恋愛よ...
小説(ホラー・サスペンス)

ヤンデレどころじゃない、真性の負の悟り 江波光則『ストレンジボイス』

世の中は不平等だ。一般的には否定されがちだけれど、それが事実だということは誰でも程度の差こそあれ感じているだろう。 わかりやすいところでは、たとえば産まれた家がたまたま金持ちかどうか。たったこれだけをとっても、人生は全く変わったものになって...
書評(ノンフィクション・実用)(移)

ローカル線廃線危機のお寒い現状『絶滅危惧鉄道2018』

最近にわかに取り上げられるようになったのが、鉄道の存廃問題だ。 JR北海道の危機的状況があまりにもひどすぎたこともあってか、ここ数年では鉄道マニア向けだけではなく、一般記事でも頻繁に紹介されている。 そうした時流を敏感に反映したムック本が、...
小説(ホラー・サスペンス)

こんな共同生活は嫌だ!『ミザリー』が描き出す妄執の空気感

同棲というと甘い響きだけれど、現実の恋愛的にはお試し期間という意味合いが強い。 相性の良しあしはもちろん、その相手の本性は実際に一緒に暮らしてみないとわからないという前提がそこにはある。 相手と二人きりの、世間の視線が届かない密閉された空間...
コミック(トキワ荘の巨匠)

システムへの全面依存 『箱舟はいっぱい』の恐怖感の根源

今回取り上げるのは、藤子・F・不二雄「箱舟はいっぱい」。 これも人類滅亡をテーマとしたものではあるのですが、そのテーマ以上に別の面で妙にリアルな恐怖感を感じる作品です。 破綻なきカタストロフストーリー『箱舟はいっぱい』あらすじ 主人公は、妻...
小説(ホラー・サスペンス)

度を越した大仰さが生み出す危ういストーリー『Yの悲劇』

作家にはそれぞれに特有のクセがある。個々の物語の流れとは別に、どうやっても設定や文章に滲み出してくる、固有のスタイルのようなものだ。 もちろん作風自体は広い作家も狭い作家もいるけれど、その幅に関わらず、このクセを完全に感じさせないということ...
コミック・アニメ感想(恋愛・萌え)(移)

萌えと感動ものの皮を被ったリアリティのある恐怖『CLANNAD』

CLANNADと言えば美少女系ブランド、Keyが放った作品群の中でも、とりわけ突出して人気の高い作品と言っていいでしょう。 ただ、そうした客観的な評価は抜きにして私個人の個人的な感想をいうと、この作品、二度と手に触れたくない作品でもあります...
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