書評(ノンフィクション・実用)(移)

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科学の意外な実体を通して語る過激な思考実験『99.9%は仮説』

わたしたちは常識や規範をなんだかんだで好む。 どんなに普段、それらをうっとおしいと内心思っていても、それらを仮に捨ててしまったとしたら、自分の価値基準が崩れてしまうからだ。 社会の中で、そんな状態で生きていくことは、恐ろしくキツイハズだ。価...
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虫たちを通して描かれる、一流の社会批評『働かないアリに意義がある』

年齢を重ねてきて初めて見えてくるおかしみ、楽しみというものがある。 たとえばだが、動物の行動の面白みなんかは最たるものじゃないだろうか。 もちろん、ライオンのような派手派手しい動物のたけだけしさなんかは、子供の頃でも十分目を惹く。 だけど、...
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ささやかな幸福のための実直人生論『幸せになる力』

ポジティブな人生論という奴がどうにも苦手だ。 根がネガティブな私は、文章の一つ一つになんとも名状しがたい抵抗感を感じてしまうからだ。 そんなにうまくいくわきゃないだろう、と。 クサいのはいいとしても、これだけはどうにも辛い。 とはいえ、敢...
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ローカル線廃線危機のお寒い現状『絶滅危惧鉄道2018』

最近にわかに取り上げられるようになったのが、鉄道の存廃問題だ。 JR北海道の危機的状況があまりにもひどすぎたこともあってか、ここ数年では鉄道マニア向けだけではなく、一般記事でも頻繁に紹介されている。 そうした時流を敏感に反映したムック本が、...
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子供向けだからこそ作れたメンタルタフネスの基本書『レジリエンス入門』

このブログでも紹介しているのであまり言えないが、根本的なところで私はビジネス書や自己啓発書の多くに対してあまり好感を持っていない。 読むこと自体は多いにも関わらず、である。 もちろん、存在意義を否定する気は毛頭ない。 名著だなと思うものが...
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元ヤン予備校教師が贈る最強のカンフル剤『お前はバカじゃない』

受験生の皆さんには大人のたわ言と捉えられてしまうかもしれないけれど、受験というのは数字=点数ですべてが決まるという意味では楽な世界だ。 そこには例外は(出題ミスなどの根本的なエラーは除いて)存在しない。 だから、やったらやっただけ評価される...
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クリエイティブとしてのスライド作成術『プレゼンテーションZEN』

会社の仕事の中で、多くの人が意味を見出せないもののひとつが、会議でのプレゼンだろう。 日本の場合、根回しの方がむしろ重要だったりする場合が多いというのもその理由のひとつだけれど、プレゼン単体だけを見ても、それはおおむね退屈だ。 ただ無味乾燥...
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「魔法の箱」としてのPCの存在『デジタル・ワビサビのすすめ』

かつて、PCは「魔法の箱」だった。 「これ一台で何でもできる夢のマシーン」だった時代が、確かにあったのだ。 もっとも、時代が下り、その存在が一般化していくにつれ、そうした夢は色あせていく。 それはPCだけではなく、かつてのあらゆるハイテク...
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実用性は高いが…コミュニケーション術『じじいリテラシー』に感じる後味の悪さ

「上司に気に入られないと会社ではうまくいかない」。 これは、企業という組織に属す以上はやむを得ないことだけれど、実際にはコレが難しい。 頑張っているつもりなのに、上司の目が、それどころか周囲の目までがみるみる厳しくなっているように感じる若手...
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マネジメントがもたらす失笑モノの喜悲劇

「現場の人間」という言葉があることでもわかるように、実際にビジネスに携わる従業員とそれを管理する従業員の間には、大きな壁がある。 往々にして、両者はお互いにあまりいい感情を持たないものだけれど、現在多くのケースで管理する側の立場が強い傾向に...
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