最近、近所にオープンした、とあるショッピングモールを訪問してみた。
斜め視点からのショッピングモール所感
今にも雨が降りそうな悪天候、および昨今の経済界大慌ての不況にも関わらず、それを全く感じさせない大盛況。「一般庶民の俺らはまあ影響は喰らうだろうけどもまあやるしかねえじゃねえかそもそも主犯のマネーゲームがどうこうとか抜かしてたお前らが今更あわててんじゃねえよオラ」とでもいわんばかりに泰然自若とした家族連れ、カップル、その他もろもろが恐ろしいほどひしめいており、非常に頼もしい。
・・・まあかれらはそんなすさんだこたぁ言わないだろうが。
日曜午後の和やかな風景って奴だ。晩秋の風が気持ちがいい。
レストランの行列は既に30分待ちに達して屋外にまで伸び、待ちわびる子供たちははしゃいだりこけて泣き出したり親に怒られてすすり泣きが号泣レベルに変わったりと非常にほほえましい。泣いたらなんか出るのかよとも思うが、考えてみれば私も子供のころはエラく泣き喚くガキだったなと思い直した。頑張って泣け、泣いたところでどうにもならんことを、二十歳くらいまでには思い知っておいてくれ、頼むから。
・・・まあ親御さんはそんなゆがんだ見方はしないだろうが。
集客力を高めるためなのか、それとも運がたまたま良かっただけなのか、立地が見込まれたのか知らないが、テナントも格安系から高級なブランドまで多岐にわたり、内心はあらゆる階層の人間から搾り取るべくてぐすねひいてるんでしょうけどもそんなことは微塵も感じさせない満面の笑みで、買う気など微塵もない私にも笑いかけてくれる。これはあれか、ヒーリングなのか。一種の。
某子役時代の安達●●演じるトコロの女の子ならば「笑うくらいなら金をくれ」とでもいうんだろうが私も全く同感するところである。財布の中身はヒーリングされねぇからな。
・・・まあそんなことを思うくらいなら来るんじゃねえよってところだろうが。
まあしかし、この妙な心地よさはなんともいえない。高級ブランド店のすぐ近くにジャンクフード屋があったりして、ミスマッチ感がたまらない。
なんていうか、こじゃれた自意識とプライドと鼻ばっか高い泣き顔で持って誰をも従わせるおねえさま(真面目に勘弁してくれ)ではなく、テレビでみるところのシモキタだのダイカンヤマだのに憧れさらにロッポンギをハイヒールとブランドスーツで闊歩することを夢として上京したはいいがまずハイヒールが履きこなせず2ヵ月後にはジーンズとスニーカーを自らのトレードマークとした愛すべき我が友人のであるところの娘に近いというか。
今日は何か、広域型ショッピングセンターが流行る理由がわかった気がします。ちなみにこの項は、最近の個人的周辺事情に対する単なる愚痴も兼ねてます。
本来の意図とは180度違った意味でショッピングモールを理解してしまった気もするが。