小説(ホラー・サスペンス) クラシカルに魅せる古典的ホラー・瀬下耽『柘榴病』 昭和初期の怪奇小説というのは、他では見られない独特の味を持っている。 これは怪奇というジャンルに限ったことではないけれど、当時の小説には独特の圧迫感というか重苦しさがあり、そこに苦手意識を持っている方も多いんじゃないだろうか。 ただ、怪奇... 2018.08.27 小説(ホラー・サスペンス)
小説(ホラー・サスペンス) ゲーム誌の片隅で展開された戦慄の未来 『ゲーム・キッズ』シリーズ ゲーム雑誌というのは面白いもので、初期はただの攻略本の一形態からスタートしたはずが、気が付いたら周辺の先進カルチャーまで手広く扱うようになっていた。 今でこそ純粋な情報誌になった感があるけれど、多分、20世紀終わりごろまではそうした気風のよ... 2018.08.26 小説(ホラー・サスペンス)
小説(ホラー・サスペンス) 「全員、悪人」を地でいく暗黒ノワール『1974ジョーカー』 毎日の生活にかまけているとつい忘れがちになるけれど、少し時代をさかのぼると、同じ国とはいえ驚くほどに文化の違いが生じていることに気づく。 日本に限定しても、たとえば30年もさかのぼればバブル期。 経済的には反映していた一方で、横行する容赦な... 2018.08.25 小説(ホラー・サスペンス)