河津桜祭り開催中 由来と神奈川県内のスポットまとめ

静岡県伊豆の河津町で、河津桜まつりが開催されています。
河津桜自体は現在神奈川県各地でも見られますが、
やはり大元となった河津町の桜祭りは規模が大きく、
開始以来30年を超える恒例行事となっています。
ソメイヨシノよりも濃いピンクが楽しめることから、
こっちの方が好き、という方も多いのではないでしょうか。

可能なら河津町が規模的にも元祖の趣と言う点でも
ベストだとは思うのですが、
伊豆半島は遠い…という方もいると思います。
そこで、この記事では河津町の桜祭りの概要・由来を
ご紹介するとともに、その他の場所で
河津桜を楽しめるスポットもまとめてご紹介します。

河津町の桜まつりの概要

まず河津町の桜祭りから。
開催期間は毎年2月10日前後から3月10日前後にかけてです。
1981年より毎年開催されています。

駅近くから河津川沿いに3km前後続く桜並木が有名ですが、
9本の名木なども並木から外れて点在しています。
期間中の夜には名木や河口付近の並木はライトアップされます。
河津桜の本数は、町内全体で約8000本
河津川沿いだけだと、約800本となります。

また、河津町は河津桜の発見地だけあって、原木も健在です。
発見者の飯田勝美氏(故人)の自宅庭で
推定樹齢約60年前後を迎えています。
飯田氏宅は、駅から天城山方面に
町道を1キロ強行ったところにあります。

なお、河津町には桜以外にも温泉・足湯・神社などが
広い範囲で点在しており、かなり廻り甲斐があると思います。

民話の雰囲気漂う河津桜発見時のエピソード

河津桜は、1955年に飯田勝美氏が、河津川沿いの雑草の中に
生えていた原木の若木を偶然発見したことからはじまります。
彼は、この若木を持ち帰り、自宅の庭先、
つまり現在原木が生えている場所に植えました。

しかし、なかなか花をつけることはなく、
最初の開花には10年ほどかかってしまいました。
そして、はじめての開花を見届けた直後に、
飯田氏は亡くなったといいます。
まるで民話か何かのような雰囲気のある話ですが、実話です

この段階では、河津桜という名前はまだありませんでした。
そもそも新種と思われていなかったのです。
その後、新種であることが判明し、
河津桜と名づけられたのは1974年のことになります。

神奈川県内の河津桜スポット

さて、それでは神奈川県内のその他のスポットについて。
先に書いておきますが、
これらの場所は規模は河津町より小さいです。
ただ、お花見の華やかな雰囲気を楽しむには十分すぎるほどで、
河津桜好きなら満足できるのではと思います。

・西平畑公園
松田山の斜面にある公園で、河津桜の本数は約260本
例年の見頃は2月中旬~3月上旬頃とされています。

・三浦海岸駅~小松ケ池公園
もともとは地域住民の方が植樹されたもので、
1000本の若木が京急の線路沿いに植えられています。
時期により、菜の花とのコントラストも
楽しめるのはかなりポイント高いです。

河津桜は咲く時期に注意!

いずれの場所でも注意するべきなのが、
河津桜の見ごろの時期です。

河津桜の開花は1月下旬から2月とされていますが、
気候によってかなり幅が出てしまうためです。

ただ、花期自体は1ヶ月と長めなので、
ある程度期間をとって調べておけば、
大きく外すことは少ないでしょう。
一足先に、春の訪れを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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