ベトナムの南部主要都市、ホーチミン。
今の時期がベストシーズンの終わりごろということで、
ここしばらく注目度も上がっています。
今日はホーチミンを中心に、
ベトナムのベストな観光時期について
まとめてみようと思います。
代表的観光地、ホーチミンのベストシーズン
ホーチミンは12月あたりから3月くらいまで、
つまり、日本で冬から春先までの時期に訪れるのがベストです。
これは何故かというと、この時期が乾季にあたるためです。
この時期を外すと、ほとんどの時期は雨季となりますので、
スコールの洗礼を浴びることになります。
熱帯の雨の強烈さは有名ですので、
観光と言う意味では適さないのは言うまでもありません。
また、4月についてはかろうじて雨季には入っていないものの、
一番暑い時期のため、違った意味で相当過ごしづらいと思います。
ただ、いずれにしてもホーチミンは完全に熱帯気候ですので、
別に4月でなくても、1年を通じて高温なのが前提です。
暑さや紫外線への対策はいずれにせよ必要として、
マラリアなどの疾病対策にも万全を期したいところです。
あと、いくら熱帯とはいえ、温度が全く下がらないわけではなく、
早朝などにはガクリと温度が下がることもあります。
冷え込むというようなレベルではないものの、
一応考慮しておいた方がいいでしょう。
ベトナム全体を回りたい場合は時期に注意!
さて、ホーチミン周辺だけを回るという場合は以上ですが、
多少長めに期間を取ってベトナムを幅広く回りたいという場合、
多少事情が変わってきます。
というのは、ベトナムは南北方向にかなり長い形をした国のため、
南北で気候がかなり異なるためです。
南部のホーチミンは完全に熱帯地方なので、
四季はなく、年中暑いエリアです。
一方で北部、例えばハノイなどは、
日本に比べれば高温なことが多いものの、
四季がちゃんとあるエリアになってきます。
このため、たとえば南部と北部では、
ベストの観光時期も当然異なってきてしまうのです。
ただ、南北問わず雨の多い時期とあまり降らない時期があるので、
これが目安になります。ベトナムの雨は前述の通り強烈で、
洪水もたびたび起こるレベルだけに、
別に南部のホーチミンに限らず、
雨の多い時期は避けた方が無難だからです。
一応代表的な所を書いておくと、
北部のハノイなら11月から2月くらい。
中間部のエリアでは2月から5月くらいが
比較的過ごしやすいでしょう。
ホーチミンのベスト時期も考慮すると、
2月あたりが広い範囲を回りやすい時期ということになりそうです。
年ごと、エリアごとの細かい気候差は考慮して!
ただ、この時期は気温が低めになることも多いため、
南部と同じ感覚でいると痛い目を見ます。
また、山岳地帯も回りたい場合には、当然気温などは低くなり、
中には防寒具が必要なエリアもあります。
もちろん年ごとに気候の差はでますし、
こまかいエリアごとの気候差もあります。
出発前に、あらかじめ旅行会社に向かうエリアの気候状況を
確認したうえで、必要な準備について
相談しておいた方が無難でしょう。
こう書いてしまうとなんか厄介そうですが、
逆に言えば、非常に幅広い気候を楽しめると言えます。
自分が回る範囲に応じた対策をしたうえであれば、
東南アジア独特の文化とともに、
気候の変化もめいっぱい楽しめると思いますよ。