癒しの音楽はどう選ぶか?

こんにちは、雪月堂です。今日は、「癒しの音楽」について語ってみたいと思います。

 

癒しの音楽は、どちらかというとマイナーながら、昔から廃れることなく残っているジャンルです。
CD店にいけば、ある程度大きい店であればほぼ間違いなくヒーリング・ミュージックの棚がありますし、大ヒットというのは少ないものの安定した売り上げを確保しているようです。
意外なところでは本屋でも見つけることができます。精神系や自己啓発関連本のコーナーに行けば、音楽CDを同梱した書籍が山のように売られています。
お店にとってみれば一定の需要がある固いジャンルなのでしょうし、それだけ癒し効果を求めるユーザーが多いということでしょう。

 

音楽CDでの癒しの一番のメリットは、何と言ってもお手軽なことです。何しろ、多くのCDはただ流して聴けばいいだけなのですから、最初のCD代さえ払えば時間を選ばず、好きなだけ浸ることができます。
特に、なかなか出かける暇もない忙しい方には重宝するでしょう。

 

ただし、この手のヒーリングミュージックの欠点は、自分が癒されるかどうかが聴いてみるまでわからないことです。
音楽という分野自体、個人の好みが細かくでてしまうのですが、ヒーリング系の場合は目的を癒しに絞ったシンプルなものが多いだけに、なおさら効果の有無が個々人、さらにはその時その時の気分によって異なる傾向があります。

 

また、それ以前にそもそも効果自体が疑わしい作品も結構あります。明らかにタイトルが誇大なものだったり。
そのため、音楽で癒されたいなら、試聴は前提として自分にピッタリくるものを見つけるまである程度数を漁る必要が出てきます。
そんな状況ですから、買って「だまされた!」と感じてしまう人も結構いると思います。

 

私自身は、この手の音楽にはそれほどはっきりした効果を期待はしていません。もともと音楽ですから、なんとなく気持ちいいという程度で十分だと感じています。
かと言って、あまりにも冷めた気分になってしまうと効くものも効かなくなりそうなので、買う時には適度な距離感を保つように心がけています。このバランスを保つというのが、考えようによっては一番の関門かもしれません。

癒しの音楽をうまく選ぶには、むしろインテリアを選ぶ時のような気持ちで、心地よい空気感をもたらしてくれそうなものを気楽に選んでいくくらいでちょうどいいのではないかと個人的には思います。
朝はこれ、寝る前にはこれを流すといい雰囲気になりそう、くらいのノリで選ぶのが、長く付き合うコツではないでしょうか。

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